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鳥海山は秋の入り口へと

12日、初めて鳥海山を登るグループのガイド(ブログ掲載を許可頂いております)
先の鳥海山から僅か数週間で山はすっかり秋に入りつつありました。
今回は千蛇ヶ谷のピストンで御室小屋までのみでピークは踏まず
明け方5:00スタートしまして、ゆっくりゆっくり5時間半掛けての登り道
日差しはあったのですが、風が冷たかったおかげで暑からずで済みました
下山も同じ程の時間を費やし、撮影、休憩を多く取りながらでした。

hyokai (5)
明け方頃の気温は18℃と肌寒く、賽ノ河原迄は薄手のアウターを羽織っての行動
他の登山者の中には薄手のダウンを着ている方も見受けられました。




このブログを書いている今、東北は大雨に見舞われておりますが
これを境に東北の標高の高い山は一気に秋本番に入ると思います。
実際、12日の鳥海山でも御浜から上は草紅葉の感が始まっており
花も夏花は終盤~秋のリンドウ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ等が隆盛
イワハゼ、ホソバイワベンケイが赤くなりつつなっておりました。

hyokai (2)
賽ノ河原の雪渓は全て消失しております。チングルマがようやく咲いている姿がありました。


hyokai.jpg
ハクサンシャジンは見頃。他、ハクサンフウロ、アキノキリンソウ、ウサギギクは見頃
チョウカイアザミは残花でドライフラワーになるのを待つような姿が印象的…


千蛇ヶ谷の雪渓も渡る地点(下部)に雪が残るのみで
今回は快晴時でしたから眺望が効いて良いのですが、ここはガスが濃い時は
渡らずして谷をそのまま降りてしまう道迷いが生じやすいポイントなので
注意をば。

hyokai (4)
ガイドの休憩時にのみしか撮影しておらず的を得てないポイント、御容赦願います(^^ゞ
※写真撮影もお客様にお断りしてからの撮影に務めさせて頂いております

hyokai (3)

山頂に着いて奥宮や御室小屋に着いたお客様一同
まさか鳥海山の頂上はこんなふうになっているのか?と驚かれたようで
御朱印やお守り等を購入されたり鳥海山頂美術館を見学して喜ばれておりました。
また宿泊の小屋の中も少し覗かせてもらい、来シーズンは山頂に泊り
日本海に沈む夕日と朝の御来光、影鳥海を是非とも見たいと目標を立てておりました!

小屋番の松本君と今シーズンの山のアクシデンントや気候の動向などの話をして
このまま大きいことがないままシーズンが終われればいいねぇと話し
御室の皆さんに挨拶をして下山となりました。

下山で大峰越を終えてコンクリ道に差し掛かった辺りで雲に呑まれて
みんなで「涼しい~」と歓声を上げてたのですが、陽が傾くこのタイミングで
雲となれば!と奈曽大渓谷側に目を遣ると…

hyokai (6)

神秘的な御来迎が現れてくれました。
お盆も近いことですし、何か、こう想う気持ちが溢れてくる感じで歓声もあったのですが
最後はやはり手を合わさずにいられない…神妙な気持ちになりました。

東北(みちのく)の山はこれから一気に秋へと、そして9月中盤には初冬へと
駆けていきます。
装備も夏山でなく秋山~場合では初冬レベルまで厳しくなる場合もありますので
無理せず綿密な準備と計画での山行で宜しくお願い致します。





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プロフィール

佐藤 浩二

Author:佐藤 浩二
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策担当)

「Mountain pilot 森・沢山」として
この春より秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開いたします。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら世界遺産地域の巡視(林野庁)活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
『RAM』Round Adventure Morioka
http://ram-chan.com/index.html
に所属しております。

北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。