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二ツ森 山行

10月16日

午前中、森岳・若美界隈で仕事があり、午後から空く時間
さてこの秋の快晴にどうしたものか…と。
午後からでこれから行ける山となると、もう答えはひとつ
藤里町の白神山地~小岳と双璧を成す二ツ森しかありませんね。

今回は私が白神に関わる講習会を共に受けておりますKさんを誘い
講習で補い切れないメソッドや植物の復習を兼ねての登山になりました。


二ツ森に登るには唯一の登山口である八峰町側より
青秋既設林道からアクセスせねばなりません。
このアクセスもあって、二ツ森は八峰町にある同町の山という認識が濃くなっておりますが
帰属として県境を有する青森県鰺ヶ沢町及び秋田県藤里町に位置する山であります

標高があがるにつれて
景色の中の木々の色づきが鮮やかになっていきます。

登山口には12:30に着。この時点でもう登山者は数人。もう午前中に登っていられたんでしょう。
登りの標高差は約100m程ですが、なかなか手ごわい急坂があります。
ストレッチは入念に。

先日のツアーでの二ツ森とは真逆の空と、紅葉の進み具合に、驚きと感動しながら歩を進めて30分程で
眺望の効くポイントに至ります。ここでは粕毛源流域を俯瞰できます。

DSC_0141.jpg

振り返るとチシマザサの絨毯からブナやダケカンバの姿勢の良い美しい成木の木肌、黄葉が
見事に相まって、当に東北の秋を実感させてくれます

ここから先は丸太で整えられた階段の足元ですが急坂です。
ゆっくりゆっくりと、足元の小灌木もチェックしながら小一時間で頂上~1086mの頂上に至ります。

粕毛源流~天狗岳~向白神方面、隣の真瀬岳、藤里の町の方面には小岳~藤里駒
長場内岳に泊岳と360°ブナの黄葉の鮮やかな景色に囲まれて至福の時間を過ごしました

DSC_0157.jpg

下山の頃には陽も日本海に傾き、洋上に太陽の煌めきが照り返ってます。
登りの時見た木漏れ日と黄葉の色は明るく繊細な色だったのが
今度は眩しく射す光に、濃厚に力強い色彩になります。

DSC_0193.jpg

下山も小一時間。登りの時に三名の登山者が降りてきて、山頂には誰一人とて居りませんでした。

DSC_0197.jpg

振り返ると、秋が山の頂から降りてくるのが実感。
まだ夏の色の名残のツルアジサイの鮮やかな緑も、きっと程なく秋に包まれて染まるでしょう

駐車場には我々の車のみです。
管理棟・WCをチェックし、とりわけ異変や不具合無いことを確認して二ツ森登山は無事終了しました。

私感ですが二ツ森の紅葉のピークは今週かと思います。
月末には霜、あるいは初雪があってもおかしくない時期でもあります。
1000m程の山と侮ることなく、冬を想定もしての万全の備えで登山を楽しまれて下さい。

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プロフィール

さとう こうじ

Author:さとう こうじ
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
上記~認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策理事)

秋田県登録
あきた白神認定ガイド

「Mountain pilot 森・沢山」として
秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開しております。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら
自然公園指導員(環境省)
世界遺産地域の巡視(林野庁)
の活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
『RAM』Round Adventure Morioka
http://ram-chan.com/index.html
に所属しております。

北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。