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かんじきを履いて海から突きぬけるラインを…

海から山がスタートする健著な山といえば青森県の白神岳
山形県と秋田県にまたがる鳥海山の思い浮かべる方が多いかと思いますが
1月18日、ナマハゲ伝説で有名な男鹿半島も
実は四山(五山と捉える場合もあります)の山から形成されており、そのうち最も沿岸部~海抜0m
水平線から滑らかなラインで標高617mに至る毛無山を積雪量を見計らい散策してきました。

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ナマハゲが一夜にして九九九段の石段を築いたと言い伝えられる五社堂からスタートし、山頂は自衛隊レーダー基地ということもあり今回は中宮まで。
この道は、海から落葉広葉樹の二次林を経て、標高400m程を過ぎると樹齢150年~200年のブナの立派な母樹を
残してのブナ二次林を形成と、ここでも森と海、そして暮らす人の風土や風習を濃密に感じられる道であります。

anasi.jpg

タコ足のブナは薪や炭焼の伐採に遭った痕跡を意味してます。
豊富に男鹿石の産出されている地でありますから、この道の外れた何処かしらに炭窯跡とかあるんでしょうね


kenasi.jpg

海を見ながらところどころではカンジキでも膝までの深雪。
本州でもこのようなロケーションは稀ではないでしょうか?

実際は「雪国あきた」という言葉から連想すると
冬の秋田は皆、かまくらに棲み、スキーを履いて学校や会社に、豪雪で電柱を跨ぐなど
今でこそ情報化社会と暖冬傾向でそのような事実はありません
否、昔はたしかに、ごく一部地域では似たような状況はありましたが
秋田県沿岸部は雪が最大で積もっても精々20~30cm
豪雪とは縁遠く、沿岸南部は早ければ3月末には早生種の桜も咲く程の温暖な地域です

今回は先日の寒波の来襲があり、本当にフカフカ深い雪に恵まれて
天国のようなナイス・スノートレッキングでした♪


kenasi3.jpg

中宮の赤い鳥居が青空に映えます。
雪の無い時期は鬱蒼とした笹藪に隠れおりますが、容易に行けるのもこの時期ならでは。

ただ時折は西からの寒気を伴う空気と雲がやって来ては、吹雪いたりもして
めまぐるしく空模様が変わりましたが、往路1時間半、復路1時間と
素晴らしい毛無山でした。


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プロフィール

佐藤 浩二

Author:佐藤 浩二
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策担当)

「Mountain pilot 森・沢山」として
この春より秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開いたします。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら世界遺産地域の巡視(林野庁)活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
『RAM』Round Adventure Morioka
http://ram-chan.com/index.html
に所属しております。

北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。