記事一覧

第31回白神山地山開き登山

5月27日 第31回白神山地山開き登山
5月28日 第41回白神山地山自然観察会
が行われました。

ただ、開催前日まで真夏日のような好天続きだったのが
開催期間中は生憎の雨(強い)模様にて
27日に観察会、28日に登山と日程を入れ替えとなりました。

biraki (5)

観察会は世界遺産センター「藤里館」で白神山地の概要
本日廻る、田苗代湿原と県立公園岳岱教育観察林の解説をしてから
バスに乗り込み、黒石林道へ。

林道の道は本日のメインガイドである当協会会長の話を聞きながら
車窓からは雨に濡れて潤う森、山並みを眺めながら
笑いあり感心ありの小一時間で林道終点の黒石登山口に。

今日は登山でないのですが、通例である神事~山開きのテープカットを。
今回の参加者の中から九州と紀伊よりお越しである方と
会長の3名で二礼二拍手一礼でしめやかに行われました。

biraki (6)

県内をはじめ、仙台、関東、そして紀伊、九州から19名の参加者。
このイベントはいつも日本各地より来る方が多いです。

空模様は相変わらず雨足が強くなったり弱くなったりですが
biraki.jpg

田苗代湿原(写真では木道から逸れている感じに見えますが交錯用のエスケイプゾーンに立っての解説です)
は、ミズバショウ、ショウジョウバカマ、リュウキンカが丁度、見頃。
ニッコウキスゲやヤマギボウシの新芽も初夏へ向けて沢山、出始めてました。

biraki (2)

1時間半弱の湿原を散策してから、バスで移動。次の場所である岳岱自然観察教育林へ。
ここで丁度、正午を迎え、昼食を挟んでから、2時間半程の散策です。

biraki (3)

400年ブナを筆頭に、モリアオガエルの産卵池では、今はサンショウウオの産卵の真っ盛り
湧水ではブナの森に磨かれた清冽な味を楽しんで頂いたりと。

この森に通われている写真家の方の御好意で、素晴らしいブナの未生の当に今
発芽したかの如くの瞬間の場面の撮影中、固定されている三脚やカメラがあるにも
関わらず、我々に快く教えて頂き感謝♪

biraki (7)

(氏が狙ってますアングルを尊重にて当方の画像は甘ピンの画像掲載とさせて頂きます)
この小さな誕生が、もしかしたら数百年の時を経て巨大な大木になるのかもと思えば
感慨深いものがあります。

ディープな森に踏み入れずとも、森の誕生から終焉の輪廻、そこに生きる動植物を体感できる
岳岱自然観察教育林ですが、6月10日(土)10:00~14:00
現地にて個人やグループ向で1時間半程のガイド(有料~1000円/1人)
を催します。是非ともいらしてみては?
お問い合わせ:秋田白神ガイド協会 ☎0185(79)2518

27日はこの観察会で終了。
この夜は大凡の参加者が町で開催された白神山地食祭にも参加し、
土地の旬の山菜をはじめとする食事、お酒と共に、地域の伝統芸能等を楽しまれたとのことです。
(自分は所用があり参加できず)

翌28日は藤里駒ケ岳の縦走登山。
天気はやはり回復できずの小雨模様。13人の参加者。
ただ、ブナ生い茂る森の中は当に傘要らず
レインウェアは皆さん、雨避けというよりは防寒対策的に着た感じにて
ガイド陣は殆どレインは着こまずで至りました(^^ゞ
8時に登山開始から山頂へは11時半に。
生憎のガスで眺望も効かず、寒さもあり、30分程の昼食時間を経て
樺岱登山口方面へ下山。

先日、構築したロープ場のガレも、皆さん、無事、下降し
あとはシラネアオイとツバメオモトが咲き誇るブナの優しい路をゆっくり下り。
雨や露を集め流れる樹幹流をはじめ
霧に煙る幻想的な山の姿
ふかふか優しい腐葉土豊富な足元の感触
昨夜食べたネマガリタケが実際に生えているところを見たり
ブナに負けず劣らずのダケカンバやシナ、タモ、トチの大木の迫力に眼を見張ったり

biraki (4)


特に南からいらしたお客様にては、話や雑誌、テレビでは知っていた白神の懐
森の奥深さを体験できて甚く感動して下さったようです!
15:00には樺岱登山口にゴールとなりました。

一雨、一日毎に森の緑は濃く深くなります。
本日は小岳への粕毛・大滝・小岳林道も問題なく交通できるアナウンスがなされました。

白神、いよいよシーズン本格化です!

※写真は自然観察会時では安全なポイントでの撮影としました。
登山時には徹底して皆様の安全確保に終始の中、1枚だけ安全なポイントを確認~確保できたレンジで
1枚のみ撮影を致しましたことを御了承願います







スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 浩二

Author:佐藤 浩二
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策担当)

「Mountain pilot 森・沢山」として
この春より秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開いたします。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら世界遺産地域の巡視(林野庁)活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。