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秋田焼山

北海道の山からは初冠雪の便り、そして本州の高山や東北の山域からは紅葉の便りと
駆け足でやってくる秋の入口、ガイド仲間と他山系の状況を見てみようということで
八幡平の秋田焼山~後生掛温泉登山口から周回コースで登山に向かいました。

当日朝は雲一つ無い快晴。
アスピーテラインから見える樹木~灌木類はまだ色づいておらず
紅葉のピークは来週の連休辺り?と思いながら、後生掛温泉に到着。
登山の支度と共に、温泉ロビーで現地の状況や情報を聞き、登山開始。

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こんなアプローチもある意味、面白いですね♪

ルート的には前日まで続いた雨のせいか泥付き、石も濡れて滑り易く足元をしっかり
整えて臨まれるようにすると宜しいかと思います。

朝日に照らされた清々しい空と空気。ブナはまだ旺盛な緑を湛えてますが…
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所々には、もう秋の気配に染まった所もちらほら…

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気温が昇るのを予感させるのが、モロビ(アオモリトドマツ)の香ばしいというか
清涼感ある甘い香りが鼻をくすぐります♪

後生掛温泉周回コースでの予定だったのですが、突然のサプライズと御好意で
玉川温泉まで縦走できる機会を得ることとなり予定変更。
所作、装備論、秋田焼山の情報(特に沢と熊の状況)など
非常に参考と勉強させて頂く機会、心より感謝致します。
この場を借りて御礼申し上げます。
また、皆様の楽しい語らいながらの道中も素敵で楽しかったです


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標高を稼ぎ、樹林帯を終えると、灌木や草類の錦景色が青空に映えます!

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この日は思った以上に登山者は少なく(地域イベントがあったようで、その一行の団体以外は閑散)
スライドや渋滞等で時間を割かれることなく、本当にゆっくり貸し切り状態で静かな秋の山を満喫。

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事前情報では外装を直していたという焼山山荘(避難小屋)ですが
外装工事を終え綺麗な佇まいでしたが、内装工事に取り掛かっており
10月1日時点ではまだ使用禁止の文言が。
トイレは開放されていたのですが、ドアノブ・鍵類は一切装着されてません。
使用禁止等の文言はありませんでしたが、ドアの状態を踏まえ
入山時前に小屋の使用是否の確認をされてからでお願い致します

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歩を進める毎に、樹林帯で嗅いだ香りから一転し、硫黄の匂いが濃くなりつつあります。

焼山は気象庁が常時観測に指定している活火山です。yake (10)

鬼ヶ城を過ぎ、谷相の道から植生が乏しく荒涼とした肌の斜面を過ぎると湯沼に至ります。
最奥に見える濃黄の箇所は噴気孔で、火山性ガスが鳴動の如く勢い凄まじく噴き出してました。
生ける山なのです。
避難小屋にも大きなスピーカーがありましたが、常に有事(噴火や広範囲のガスの流出等)と隣り合わせの山で
あることは容易に想像がつきます。先の避難小屋の状況も当然ですが、この山の火山活動の動向も
入山前にチェックを怠らないよう、また山の状況等でも違和感や不安を感じたのなら無理せずで何とぞです。

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お昼は県北の懐でしたやはりこれはマストでしょう♪キリタンポ鍋!!

焼山頂上は挨拶程度でそこそこにで、あとは玉川へと下山の路です。

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秋に染まりつつあるブナの森を眺めながらですが、樹林帯に至ると
延々と木道スロープ、いや滑り台状態で戦々恐々としながら
スリップの餌食にならないように慎重を強いられました(瀧汗

サケビ沢(立ち入り禁止の看板有)に至る頃には道路を往来する車の音が聞こえはじめ
眼前のブナ林が開けたと同時に、足元はコンクリの階段
そして再び硫黄臭と勢いある噴気の音…玉川温泉に到着しました

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パーティーの皆で紅葉登山を楽しみ労い、後生掛に停めてきた車のピックアップと
我々を載せてと車に同乗させて頂いた路でも、興味深い話や情報を数多教えて頂き
本当に最後の最後まで感謝でいっぱいでした。

皆さんは玉川で、我々は後生掛で汗を流すことに。
そして湯上りには名物の源泉玉子を食べてと、秋の登山は紅葉・味覚・温泉と三拍子揃ってこそ!と
改めて実感した内容でした。













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プロフィール

さとう こうじ

Author:さとう こうじ
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
上記~認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策理事)

秋田県登録
あきた白神認定ガイド

「Mountain pilot 森・沢山」として
秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開しております。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら
自然公園指導員(環境省)
世界遺産地域の巡視(林野庁)
の活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
『RAM』Round Adventure Morioka
http://ram-chan.com/index.html
に所属しております。

北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。