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日本(雲)海の白神岳

9日、10日。台風の動向が気になりつつも時間に融通が利くタイミングでしたので
一泊で白神岳、時間に…と言いながらも十二湖への縦走ではなく5月の山が希薄故の
身体慣らしでピストンでゆっくり・のんびりと登りました。

pirakami (4)

朝9時に登山口を出発。
一番最初にある木製の階段は撤去されて、新たに丸太を使用した土留での
自然のギャプの階段になってました。
後はコースでは目立ったことはありません。

ここ近年は最後の水場の手前の道端直ぐの石清水を好んで口にしております。

駐車場では青空快晴でしたが、中腹域からは時折濃くなる霧模様
エゾハルセミの鳴き声も疎らです。
暑くも寒くもなく、しかも纏わりつく虫も皆無…
快適で幻想的なタイミング、今までのグリーンシーズンの白神では
一番最高のコンデションかも♪

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それが、標高1000m付近…樹林帯も終わりにつれると…眼下は雲量が多く
見上げると雲ひとつない青空快晴!

大峰分岐から太平洋側は雲海~いや厚い雲でした。

13:00に避難小屋に到着して一息。
あまりにもの人の多さに驚きです。今夜の小屋の宿泊はMAX状態(汗)

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荷物を整えてから山頂に至ると厚かった雲が見る見る晴れて岩木山の頂が現れました

世界遺産核心域も厚い雲のベールが晴れて

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藤里駒や小岳などが姿を現しました。

夕刻に近付くにつれ、海側の厚い雲も晴れはじめて

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無風の静かな山頂界隈。咲いたばかりのチシマフウロ、ゼンテイカの蕾が微かな風を受けて時折揺れる
本当に静かな山頂界隈。

17:00 軽く早めの夕食を済ませて、夕焼けの時間を待ちます

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黄金の海原、茜色の雲海の海原
山頂に居る皆さんと歓喜の声を上げて共有~堪能しました♪

夜は快晴故に放射冷却で結構冷えました。
夜更け過ぎに昇る月に上空は朧に煙っている感じ。夕焼けでありましたが
台風の接近で不安定な空かな?明日の朝は焼ける(朝焼け)かな?とも思いながら
再び眠りに就きました

3:30に肌寒さで目覚めると空は薄明がはじまり、早い人はもう山頂へと
自分も着込んだりの支度で山頂に着くと、丁度、雲の縁が輝きはじめて

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神々しい雰囲気…岩木山の肩から朝日が昇ってきました。

大峰方向に歩くともう陽はいつものような景色に

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厚い雲で見えなかった向白神岳、今日は拝むことができました。

ゆっくり朝食を摂り、下山準備。
お世話になった小屋の掃除を、青森県サイドの巡視員の方とお話を交えながら行い
登り同様、ゆっくりと下山です。

今日は朝からエゾハルが元気よく鳴いてます。標高を下げていくと
どこからかアカショウビンの「キョロロロロロロロ…」という声も♪
白神岳の中で聞くのは自分的に初めてです

登ってきた人とスライドする頃には、橅の景色は青森ヒバに変わりつつ
スライドする中には知った顔ぶれもあったりで立ち話に花が咲いたり(笑)

ゆっくりのんびりで登山届記帳場に至り、至福の白神岳行は無事終わりました。

帰路の温泉は今回、実は浸かるのは20年ぶり?の「ハタハタ館」の温泉でした。

白神山地は世界遺産登録25周年です。
改めて世界遺産となった意義、森の意義、日本の山を取り巻く実状を
考える機会も含めて向き合いたいと思いました。











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プロフィール

佐藤 浩二

Author:佐藤 浩二
公益社団法人日本山岳ガイド協会 
職能別資格:登山ガイドSt.Ⅱ取得
認定団体「白神フォレストガイズ」所属
(遭難対策担当)

「Mountain pilot 森・沢山」として
この春より秋田県をはじめとする東北~東日本を主とした登山ガイドを展開いたします。


ローカライズとしては
世界遺産「白神山地」その秋田県側となる
藤里町秋田白神ガイド協会に所属
藤里町捜索救助隊 隊員

白神山地のガイドの傍ら世界遺産地域の巡視(林野庁)活動に携わっております。

白神山地…この名前は一度は耳にしたことがあるかと思います。
原生より今、この瞬間まで、脈々と息づいてきた純然な森がそこにはあります。
そしてその森が育む、空気、水、生き物、山の幸、美しい光景や自然現象
このブログでは少しでも、自然豊かな森の魅力を発信できたらと思い開設致しました。

そして白神以外にも、プライベートとして
『RAM』Round Adventure Morioka
http://ram-chan.com/index.html
に所属しております。

北東北~東日本の主要山系から沢、岩場、雪山も歩いております。
森の魅力と同時に、山の楽しさも一緒に伝えられたら幸いです。

https://www.facebook.com/beechmori/
「Mountain pilot 森・沢山」
も併せて是非、ご覧下されば幸いです。